(2024年1月現在会員数114名)


NEW ⇒  林 智之(はやし・ともゆき)


A
安保寛尚(あんぼ・ひろなお)
スペイン語圏文学、特にキューバの黒人主義文学の研究に取り組んできました。立命館大学でのウェルズ恵子先生との出会いを通じて、今はヴァナキュラー文学研究に関心を持っています。スペイン語圏のバラッドにどのようなものがあるのか今後開拓し、その成果をみなさんと共有したいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。


C
Chandler, David
I am a professor in the English Department at Doshisha University, with a background in the literature and culture of the English Romantic period. I have a particular enthusiasm for musical theatre, not just of the Romantic period, and my interest in ballads is primarily in the way they became a key element of British opera between the early 1700s and early 1900s. I am also interested in the ballads of Robert Southey and the English reception of German Romantic ballads.

Cook, Tim (ティム・クック)
去年アメリカから日本にやってきました。英語を教える傍ら、アメリカの南部地方に約200年伝わる伝統の合唱を教えています。アカペラ四部合唱でバラッドに近い音楽です。特徴は音符が違う形で示された図形音符を用います。図形音符で書かれた歌集は何冊かありますが、その中のセイクレッド・ハープ(Sacred Harp)という歌集を使って去年から東京で歌の会を始めました。歌の内容は讃美歌ですが、宗教は全く問わずどなたでも歓迎です。ご興味のある方々、ぜひ一緒に歌いましょう!詳細はこちらです:http://tokyosacredharp.blogspot.jp

F
藤崎美穂(ふじさき・みほ)

藤平英一(ふじひら・えいいち)

よろしくお願い申し上げます。

福吉瑛子(ふくよし・えいこ)
バラッド研究史に興味を持っております。特にここ10年は、チャイルド教授の人生の「追っかけ」をしています。定年後には、ゆっくりと歌そのものに戻りたいと楽しみにしています。協会を立ち上げていただきましたことに感謝致します。

二見淳子(ふたみ・じゅんこ)

古田啓子(ふるた・けいこ)
有名なScaborough Fairがバラッドだと知り、バラッドを身近に感じました。他にも有名な歌がバラッドとして今日まで残っているのに魅了されます。何世紀たっても数多くのバラッドに秘められた人間の魂の真実の叫びのようなものは変わらないからこそ生き残ってきた気がします。実際に美しい声でバラッドの歌の上演を聴かせていただけてバラッドの雰囲気にふれることができ、ありがとうございました。何もわかりませんがよろしくお願いします。

古谷頼正(ふるたに・よりまさ)
初めましてバラッドについては初心者ですが、非常に音楽方面から興味を持っています。特にアイルランド、スコットランド、ウェールズ、イングランドの歴史バ ラッドが大好きで、乱聴をしています。今は、ユナイテッド・アイリッシュメンがナポレオンの助けを借りようとして、イングランドに対して武装蜂起をしたア イリッシュ・バラッドにはまっています。何卒ご指導のほど宜しくお願い致します。

G
Greenland, Felicity
I am from London, U.K. and I teach at Kyoto University of Foreign Studies. When I lived in London I worked at EFDSS English Folk Dance & Song Society and enjoyed singing in folk clubs and sessions. In Kyoto I run an international singing and ukulele club and play in an Irish band. My research interests include: songs in education; personal repertoires; song indexing.

H
萩原 學(はぎわら・がく)
30過ぎて詩を書き始めた小生にとって、詩のことは知らないことばかりであったが、それから20年少々経った今になっても、解らないことばかり。詩集も出さないまま脳梗塞で入院してもうダメかと思ってから、泥縄式にバラッド読み始めたのは、英語以外に外国語は解らないし、読みたい詩の翻訳が売ってなかったし、現代詩の詩人は古典に冷淡で頼りにならないし。目下、レイモンド・チャンドラーがネタにしたブローニングの翻訳中。

橋本有加(はしもと・ゆか)

濱野亜紀(はまの・あき)

林 邦彦(はやし・くにひこ)
中世のアイスランドで著されたサガ(saga)と呼ばれる散文の書物のうち、アーサー王伝説に題材を取った作品群を勉強してまいりましたが、最近は、フェロー諸島で用いられ、アイスランド語と近い関係にあるフェロー語によって伝承されているバラッド群の中で、アーサー王伝説に題材を取った作品に取り組んでおります。何卒よろしくお願い申し上げます。

林 茂(はやし・しげる)
イカツイ髭の坊主頭。一見危ないようですが、気は優しくて力持ち。和太鼓をたたいています。音楽で参加します。

林 智之(はやし・ともゆき)
スコットランドを研究しており、特に国境地方のバラッドに関心をもっている。とりわけ「ヤロウ川」のイメージを湖水地方詩人ウィリアム・ワーズワスが抱き続けたことに興味がある。彼は、3篇の「ヤロウ川詩編」を書いただけでなく、1835年の「ジェイムズ・ホッグの死に際しての即興的心情吐露」という哀歌の傑作でも、冒頭からヤロウ川は “death upon the braes of Yarrow, /Has closed the Shepherd-poet’s eyes”と死のイメージをもって描き出される。1803年のワーズワスがスコットランド訪問の前から、1835年頃までの長い間、詩歌仙の場所としてのヤロウ川はワーズワスの心にとどまり続けたことをさらに考察を深めていきたい。

平野正志(ひらの・まさし)

前略 初めまして。バラッドとの付き合いは、Simon & Garfunkel の "Scarborough Fair" との出会い以来で、Child 5巻本はPB版が再版されるまで20数年かかってやっとのことで手に入れたという閑人です。バラッドシンガーは、イギリスのペンタングルという5人組が一 番好きです。理由は、エリック・クラプトンも最敬礼するギターテクニックの素晴らしさ。バラッドと現代ポップスとのつながりみたいなところに一番の関心が あります。では、どうぞよろしく。

広岡祐一(ひろおか・ゆういち)
僕は1955年生まれのフォーク世代で、17才の頃に初めてPENTANGLEに出逢いそのギターに驚愕したのですが、彼らの歌う「ブルートン・タウン」で ブリティッシュ・トラッド、バラッドの存在も知りました。それから40年以上を音楽を続けていますが、日本ではまだまだマイノリティなジャンルだと思って いましたがこの協会を知り喜んでおります。どうかよろしくお願いいたします。

廣瀬絵美(ひろせ・えみ)
Fairport ConventionのLiege & Liefを聴き、バラッドに興味を持ちました。わからないことだらけなので、いろいろと教えていただけたら嬉しいです。

I
筏津成一(いかだつ・せいいち)
大学の卒業論文で「老水夫の歌」を扱って以来、伝承バラッドの言語、特にロビンフッド・バラッドの言語を中心に研究してきました。しかし、中世バラッドと フォークバラッドを同一の視点から扱うことには無理があり、そこにバラッド研究の難しさ(あるいは限界)があるように感じてきました。こうした思いを、会 員の皆さんと胸襟を開いて率直に話し合うことが出来ればと思います。宜しくお願い致します。

いがりまさし (いがり・まさし)
第10回の会合で演奏させていただきました。植物写真家でミュージシャンのいがりまさしです。学生時代はブリティッシュフォークに心酔し、セシル・シャープの研究を夢見ていましたが、今も夢のままです。ともあれ、「伝承」という人類の所作に、なにか大切な真理が隠れていると確信しています。伝承音楽はもちろん、文学に登場する植物の描かれ方にも関心をもっています。よろしくお願いいたします。

井上清子(いのうえ・きよこ)
バラッドに関しましては、最近関心が多少横道にそれている感があり、会員の皆様に新たにいろいろ教えていただければと願っております。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

井上妙子(いのうえ・たえこ)
バラッドの物語世界に心惹かれます。不思議な遠い世界のようなのに、ひどく身近なものにも感じます。リフレインも好きです。バラッドを自分でも演奏し、歌い、その世界を深く感じたいです。悲しいバラッドも不思議なバラッドもどちらも好きです。浅学ゆえ、皆様からいろいろとお教えいただけましたら幸いに存じます。どうぞよろしくお願いいたします。

猪熊慶祐(いのくま・けいすけ)
19世紀から20世紀初頭のアメリカ大衆文化・文学の研究をしています。現在は主19世紀ミンストレルショーの研究を行っています。歌と密接にかかわる芸能なので、バラッドがどのように影響したのか、もしくは用いられているのかを探究したいと思っています。

石井啓子(いしい・けいこ)
昨年の会合に出席し、入会を決めましたが手続きが遅れました。バラッドは全くの初心者ですが、いろいろなことを学ぶことができ世界が広がる気がします。今は昔話を語る活動をしています。よろしくお願いいたします。

石原けいこ(いしはら・けいこ)

石嶺麻紀(いしみね・まき)

バラッドを歌っています。「なんでこんな音楽をやっているの?」とライブで問われることがあります。「導かれたからです。」としか答えようがないなぁと思っています。10代からの音楽人生を振り返ると、私は運ばれるようにバラッドの世界に入っていったような気がします。そんなわけで、レパートリーを増やしつつ、活動の場を開拓しつつ、イギリスから遠く離れた異国の日本で、もっともっとバラッドの面白さを広めるために日々奮闘中です。

伊藤真紀(いとう・まき)

伊藤光彦(いとう・みつひこ)

入江和子(いりえ・かずこ)
思い起こせばバラッドとの出会いは学生時代。聴いて楽しんでいましたが、これを機会に民衆により歌い継がれてきた物語詩の世界をのぞいてみたいと思います。そしてエドウィン・ミュアがバラッドをカトリック的と評したその意味を探りたいと・・・よろしくお願い申し上げます。

巌佐鈴奈(いわさ・すずな)

岩本光弘(いわもと)
協会の設立にともない、HP製作とメンテナンスに関わってバラッドとは何なのか初めて知りました。バラッド関連図書や山中先生の「魅惑の物語世界」( http://balladtalk.com/ )、「英国バラッド詩アーカイブ」( http://literaryballadarchive.com/ )は、楽しんで読ませて頂いています。

J
陣内敦
中島久代先生とは高校のクラスメイトでしたが、一昨年の再会をきっかけにチャイルド・バラッドの挿絵を描き始めました。英語と人前が苦手なことを理由に本協会入会を遠慮してきましたが、底辺を広げるお役目として入会の覚悟をいたしました。本協会の隅っこで黙々と描いている風変わりな会員となってしまいますが、皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

K
加藤久佳(かとう・ひさか)

金津和美(かなつ・かずみ)
イギリス・ロマン派を研究していますが、特にスコットランド詩人ジェームズ・ホッグに興味があります。この協会で紹介していただいた木田直子さんご夫妻のコンサートに参加。ホッグのバラッドを歌っていただき、すごく感動しました。バラッドは「読む」ものではなくて、「歌う」ものだと実感。どうぞよろしくお願いいたします。

鎌田明子(かまた・あきこ)
バラッドの人間、妖精、異界の境がない、なんだか不思議な世界が大好きです。

神村朋佳(かみむら・ともか)
専門は児童文化、児童文学。本と子どもを結びつける活動として絵本の読み聞かせ、昔話の語り(ストーリーテリング)をしています。アイルランドの伝統音楽を30年近く聴き続けています。結局のところ、物語と声の文化がこよなく好きなのだということに気がつきました。会員欄をちらと拝見したら、Pentangle、ヴァシュティ・ヴァニヤン、サンディー・デニーやフェアポート・コンベンションなどが見えて、おそらく場違いではなさそう……と感じました。

川畑 彰(かわばた・あきら)

スコットランド文学歴、およそ10年程度で、文学と非文学の関連・関係に興味があります。自分ながら変動してやまない多岐な興味に手を焼いていますが、人生 歴に余裕があれば、シェイクスピア劇に登場するソングやバラッドの出所や、ウィラ・ミュアのバラッド研究について考えることを希望しています。しかし、い ちばんの関心はなんといっても新会員諸氏のバラッドへのアブローチです。よろしくお願いいたします。

かんのみすず(かんの・みすず)
バラッドとの出会いはPentangleのCruel Sisiter。いまはソロと3人組のグループでバラッドを歌っています。自分が歌っている曲のルーツや歌詞の内容に興味がありますが、如何せん英語力が ないのでかなりアバウトな理解に留まっています。ぜひこの機会にみなさまのお力をお借りしたいなと…。よろしくお願いします。

木田直子(きだ・なおこ)
2001 年から2002年の一年半、主人の仕事の関係でスコットランドのエジンバラに住みました。渡英してすぐに、主人にアラプールのフェッシュ(ワークショッ プ)に連れて行かれ、それがきっかけで、スコティッシュソング(スコットランド民謡)、ハープ、ステップダンスを習い始めました。今は、主人や友人と演奏 活動をしています。バラッドも歌っています。どうぞ宜しくお願いします。

木村啓子(きむら・けいこ)
バラッドについて、あまり詳しくないのですが、中学生の頃からコーラスが大好きで、イギリスやアイルランドの民謡等を歌ってきました。ルネサンス時代のポリ フォニー音楽の経験が長いですが、同じコーラスの友人から借りたロビンフッドのCDにはまり、自分でも歌えるようになりたいと思っています。こちらのサイ トへは、キーツについてネットで検索して辿り着きました。

木村多美子(きむら・たみこ)
イギリス滞在の際、EFDSS、通称セシル・シャープハウスで、成人教育の一環でフィドルに出会いました。ブリテン諸島(イギリス、スコットランド、アイルランドなど)をレパートリーとしており、特にイギリス文学におけるフィドル曲を自分なりのテーマにしています。18世紀のJ. Austenに描かれるカントリーダンス曲、19世紀のT. Hardyの村の教会バンドを再現しています。伝統曲とバラッドは切っても切れない関係があります。いろいろと教えてください。

木村俊幸(きむら・としゆき)
「私とバラッド」というテーマで書けるほどバラッドについての薀蓄が十分あるわけではありませんが、キーツやワーズワスやコールリッジなどの書いた、いわゆる文学的バラッドの斬新さや、その可能性と限界などを理解するうえで、従来の伝承バラッドのほうから光をあてることがとても大切で、それなしではロマンティシズムの重要な部分に欠落が生じるのではないかと思ってきました。小生、この2~3年、最後のロマン派詩人と謳われるW.B.イェイツを読んでいますが、イェイツの若いころの詩には、アイルランドの伝承に基づいたバラッドがいくつかあります。イェイツの場合、バラッドの創作は、集団の記憶に訴え、国民が共有できる物語を創ろうという、アイルランド文芸復興運動の夢と結びついていますが、その運動の拠って立つところの一端をバラッドに求めたことは、ワーズワスとコールリッジの『抒情民謡集』の場合と同様たいへん面白いことだと思います。以上とりとめのないことを書かせていただきましたが、今後ともよろしくお願い申し上げます。

木村文香(きむら・ふみか)
ブリテン諸島のフィドル音楽を演奏している大学生です。ノーサンバーランドのバラッドに興味があり、フィドルの弾き語りで歌うのが夢です。最近『Northumbrian Minstrelsy』という本を入手しました。導入を少し読んだところで、面白そうな何曲かをピックアップしてみたりしています。大学の専攻は情報学なのですが、バラッドについての知識を深めたいと思っています。よろしくお願い致します。

喜多野裕子(きたの・ゆうこ)
『全訳チャイルド・バラッド』の刊行、とても嬉しいです。楽しんで読んでおります。シェイクスピアを中心にイギリス演劇を勉強しております。現在、当時の演劇 と、民衆のパフォーマンスの場であったバラッドとの関連に大変興味をもっております。みなさまからご教示いただければ幸いです。どうぞよろしくお願い申し 上げます。

工藤紘士(くどう・こうし)
中学3年生の頃よりペンタングル、フェアポート・コンヴェンションを聞き始め40年になります。途中、寄道もしておりますが やはり(音楽を通してですが) バラッドの世界は大好きです。いまでも、CDやDVDを購入して楽しんでおりますが もう少し踏み込んでみたいとも 思っております。よろしく御願い致し ます。

黒川武雄(くろかわ・たけお)
私はスコットランドの詩人ロバート・バーンズの愛読者の一人です。中村為治や難波利夫の著書及び国文社の「ロバート・バーンズ詩集」も読んでおりますが、やはり原書で鑑賞したくて辞書を片手に一作ごと読んでます。私は今年86歳になりますが、サムエル・ウルマンの「青春とは人生のある時期ではなく心の持ち方を言う。年を重ねただけでは人は老いない。理想を失う時初めて老いる。」この詩を座右の銘として、日々を過ごしております。

小松美惠(こまつ・はるえ)
はじめまして。今から10年ちょっと前、高校を卒業するあたりからペンタングルやスティーライ・スパンなどの英国フォークを聴き始めました。好きが高じて盤 評中心のブログを6年前に開設してしまいましたし、お気に入りのバラッド目当てにまったく知らないバンドのCDを買うこともしょっちゅうです。歌詞の内容 や背景をもっと知りたいと常に思っていますが、いかんせん英語が不得意で…。こちらで勉強させていただこうと思います。よろしくお願いいたします。

甲元洋子(こうもと・ようこ)
会員の近藤和子様(先輩です)から、この会のご案内を頂き、昨日はじめて会合に出席させて頂きました。バラッドの魅力は素晴らしいと思います。不勉強ですが 何卒よろしくお願いいたします。専門はJohn Keatsなのですが、本当はRobert Browningの方が好きかも。ただし難しくてついてゆけませんが。

小山 薫(こやま・かおる)
もともとの専門はミルトンですが、物語詩や異界伝承が好きで、バラッドには関心をもっておりました。近藤和子先生のご紹介で、先日の第5回会合(同志社女子大学で開催)の特別講演を聴かせていただき、大いに刺激を受けた次第です。初心者ですが、入会を楽しみにしています。よろしくお願いします。

近藤和子(こんどう・かずこ)
学生時代に読んだT.ハーディの作品を通してバラッドに興味を持ちました。以来、バラッドの世界に魅了されて今日に至っています。「日本バラッド協会」設立のお蔭で、会員の皆様から様々な刺激を受けるのを楽しみにしています。どうぞよろしくお願いします。

M
前田信幸(まえだ・のぶゆき)

山中、中島夫妻に薦められ初めて読んだもので、バラッドに深い造詣をもつ者ではありません。静かな読者、ファンとして参加させて頂きます。バラッドの多彩な情景、愛憎を自分流の表現に変化させて(利用させてもらって)、いつか何か描ければ幸いです。

丸橋良雄(まるはし・よしお)
はじめまして。入退会は自由・年会費は不要・バラッドに関心のある人たちのサロン的な雰囲気等、いずれをとっても昨今では稀有な自由な協会で気に入りまし た。英語を教えながら英国喜劇を研究していますが、「人生は芝居」をモットーとしており、芝居心や遊び心を何よりも大切にしています。学会が開催される3 月末には、風流な桜吹雪が舞う中を粋な芸妓が行きかうあでやかな姿がみられますから、ぜひそのころおいでください。よろしゅうおたの申します。

丸田信一(まるた・しんいち)
サンディー・デニーやフェアポート・コンベンションからブリティッシュ・フォークに興味を持つようになり、高校生ぐらいからその手のレコードを収集し聴いて 来ました。ただ、実際には歌詞の内容や歴史的な背景はちゃんと理解していない事に最近気がつきました。去年はオリジナルメンバーでのペンタングルやマー ティン・シンプソンを見にイギリスまで行って来ました。今年も機会があればスティーライ・スパンなどが見たいと思っています。また最近はジョン・コーエン がコレクトしたバージニアとノースキャロライナに伝わるバラッド及びバンジョーチューンを集めたCDを購入し、時々取り出しては聴いています。バラッドに 関して、まずはこちらで色々な知識を深めさせて戴きたいと思い入会しました。解らない事だらけですが、皆様よろしくお願いします。

桝井幹生(ますい・みきお)
音楽愛好は何でも雑食性。民俗音楽、特にバラッドはその一つ。しかし、メインはクラシック音楽。わけてもシューチャンことシューベルトが好き。「死と乙女」 を真空管アンプとタンノイで聴いています。他に骨董カメラいじり。英文学は日暮れて道遠しの感あり。Living endとはこういうことを言うのでしょうか?

松本直美(まつもと・なおみ)
ロンドン在住の音楽学者です。17世紀イタリアオペラにおける「狂乱の場」、王政復興期イギリスの狂乱歌について研究しており、後者の背景としてバラッドに興味を持っております。今後ともよろしくお願い申し上げます。

三井 徹(みつい・とおる)
1960年7月に英語圏の伝承バラッドに引き込まれ、自分で歌うと同時に詩として味読する一方、1961年6月から論考を発表し始め、英文の卒論(1962年)と修論(1964年)の主題とし、自宅歌唱を続けながら、和文・英文の論考の発表をしばらく続けておりました。国際学会とは別にこの協会が存在することを「やぎたこ」の辻井貴子様に教えて頂き、次いで、会長の山中光義様に入会のお誘いを頂きました。お世話になります。

美濃部京子(みのべ・きょうこ)

桜井先生よりご案内をいただきながら、遅くなりました。よろしくお願いします。

三原 穂(みはら・みのる)
バラッドとわたしの出会いは、山中先生が訳されたバラッドを読んで、こんな素朴な、しかも魅力的な詩がこの世に存在するのかと驚いた学生時代にさかのぼります。それ以来、バラッドにとりつかれて、ついに研究対象にまでしてしまい、今日に至っています。このようにバラッドの研究を続けてきましたが、皮肉にも、 バラッドとはじめて出会った時の驚きからはだんだん遠のいているような気がします。そんなわたしにとって、待ちに待った協会の誕生でありまして、あの驚き をもう一度味わうことができることを楽しみにしております。

三木菜緒美(みき・なおみ)
バラッドとの出会いのきっかけは大学で勉強したことですが、今はアイルランドとのつながりを視野に入れ、バラッドについて研究したり、歌を聞いたりして楽し んでいます。聖パトリックス・ディにアイルランドの詩人パトリック・カバナの記念碑の前で一人の少女がアイルランドのバラッドを歌っているのを聞き、脈々 と流れる伝統を実感ました。

光畑隆行(みつはた・たかゆき)
ハーン研究を通じてイギリス伝承バラッドに関心をもつようになりました。バラッドがもつ、簡潔な文体を駆使した象徴的な劇化力に感嘆せざるを得ません。併せて、ハーンがバラッドと称して英訳した日本の民俗歌謡にも関心があります。

宮原牧子(みやはら・まきこ)
忠義のバラッドが大好きで、ロビン・フッドとスコットランドのバラッドをよく読んでいます。よろしくお願いいたします。

水野 薫(みずの・かおり)
ワーズワスを研究しています。Lyrical Balladsに収められた彼の詩が、伝承バラッドから何を継承し、何を変えて次に伝えたかについて、自分の中でもう少し整理したくて、入会を希望しました。日本バラッド協会の会合は、歌あり演奏ありで素晴らしいと思います。宜しくお願い致します。

水野眞里(みずの・まり)
英詩と音楽を愛する者です。専門とする16世紀英詩人エドマンド・スペンサーが長くアイルランドに暮らし、その地の音楽に魅了されていたらしい、と知り、文学と音楽の関わりに興味を惹かれています。バラッドについては初心者以前の段階ですが、バラッド協会に入れていただいて、さまざまなバラッドに触れたいと思います。

宮崎尚一(みやざき・しょういち)
ロック・ヴォーカリストとして、レッド・ツェッペリン(Led Zeppelin)の曲を研究し、歌っています。レッド・ツェッペリンをハードロック・バンドと見なす人は多いですが、彼らの音楽の中には、トラッド・フォーク/バラッドの影響を大きく受けた素晴らしい曲もあります。会員の皆さまから様々な刺激を受けながら、バラッドについての知識を深めたいと思います。宜しくお願いします。

森 新子(もり・しんこ)

大学ではアメリカ文学を専攻し、主にラフカディオ・ハーンを研究しています。彼の著作を読む度にバラッドへの深い愛情を感じます。素朴な詩は私も惹きつけら れます。バラッド協会の設立をお聞きし、喜んでおります。入会させていただき、先輩諸氏のご教示を頂ければと考えています。よろしくお願いいたします。

森 新治(もり・しんじ)
中学生のときに一度ラジオで聞いただけの「ペンタングル」の演奏に大学の売店(レコード売場)で再会し、そのままその世界にのめりこんでしまいました。友人 に勧められるままに、スティーライ・スパン、フェアポート・コンベンションを経てニック・ジョーンズにたどり着きました。音楽のみならず、詩の面白さ、奥 深さに魅かれています。よろしくお願い申し上げます。

N
中島久代(なかしま・ひさよ)
バラッド詩の研究にはまっています。有名無名の詩人たちの作品と伝承バラッドとの思いがけぬ濃厚な関係が見つかったり、よく知っている音楽のルーツがバラッ ドの音楽だったりと、バラッドの世界は未知との遭遇です。バラッド協会の皆さんと様々な情報交換ができることを心から楽しみにしています。

中谷可惟 (なかたに・かい)

永田斉子(ながた・せいこ)
リュート奏者です。喜多野裕子様に協会のことをご紹介いただきました。16〜17世紀のリュートの作品にはバラッドの旋律を元にした変奏曲が数多く残されています。それらのタイトルを訳したり曲の雰囲気を知るために、歌詞を理解する必要に迫られますが、なかなか力が及びません。どうか皆様、ご教示ご指導を宜しくお願い申し上げます。

西谷茉莉子(にしたに・まりこ)

丹羽陽一(にわ・よういち)
ひょんなことからバラッドに出会い、興味を持ち、今では卒論のテーマになっています。よろしくお願い致します。

野中美賀子(のなか・みかこ)
英詩全般に関心があります。卒業論文は、S.T.Coleridgeの"The Rime of the Ancient Mariner"についてです。その後、コールリッジの幻想詩を主に研究しております。コールリッジとW. WordsworthによるLyrical Balladsは、ロマン派詩の先駆けとされています。口承バラッドからバラッド詩が誕生した経緯にも関心があります。今後もバラッド研究を続けますので、会員の皆様には、ご教示を頂きますよう、何卒よろしくお願い申しあげます。

のざき・まさお(のざき・まさお)

O
岡本広毅 (おかもと・ひろき)
中世のロマンスやアーサー王物語を研究しています。バラッドの中の古い言葉や英語の響きが好きです。

小畑まり(おばた・まり)
同志社女子大学の大学院でイギリス詩の限界と可能性をコールリッジの'The Rime of the Ancient Mariner'を通して研究しています。まだまだ研究を始めたばかりですが、この協会を通してコールリッジの詩における様々な解釈をよりよい詩の翻訳に つなげていけたらと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

岡裏浩美(おかうら・ひろみ)
今まで米国現代演劇中心で、お恥ずかしながらバラッドについての知識があまりございません。しかし時代や国は異なるものの、演劇と詩という限られた言葉の中で人間の気持ちを表現していく形態に注目しております。会員の皆様より色々ご教示いただければと願っております。

奥原 宇(おくはら・  )
学生時代から趣味でbluegrassという音楽をやっております。アメリカの伝承音楽の流れをくむ音楽です。ときどき伝承曲の歌詞のことなどで友人の櫻井さんのお世話になってます。出自を探ると、いろいろ見えてきて面白そうです。

奥山裕介(おくやま・ゆうすけ)
19世紀デンマーク文学を専攻しています。バラッド(北欧ではフォルケヴィーセfolkeviseといいます)そのものを体系的に研究している訳でも、中・近 世の北欧諸語に明るい訳でもありませんが、学部生の頃はデンマークの魔法バラッド(tryllevise)を好んで和訳し、仲間に披露したりなどしていま した。主な研究対象は、イェンス・ピータ・ヤコブセン(Jens Peter Jacobsen: 1847-1885)です。中世バラッドに取材した彼の詩劇「グアの歌」 (Gurresange; 1868) は、シェーンベルクの歌曲「グレの歌」(Gurrelieder)の原詩として知られています。この一事に限らず、北欧詩人の夢の跡に出入する自分にとっ て、古謡の幽遠な世界は時代と空間の懸隔を超え、絶えず余響を伝えつき纏ってくるようです。

S
齋藤紘良(さいとう・こうりょう)
はじめまして、サイトクノという個人レーベルをやっている齋藤と申します。今年の2月に「BALLAD」という季刊誌を発刊いたしまして、検索をしていたと ころこのサイトにたどり着きました。その季刊誌では、民族間や時代に受継がれてきた智慧をインタビューなどを行いながら掲載しております(ヴァシュティ・ ヴァニヤンやペンタングルなど)。と、宣伝ぽくなるのは良くないので季刊誌の事はこのくらいにして、バラッドの世界は入り込むたびに新たな発見があり、協会に入会させていただく事で更なる発見を期待しております。よろしく願いいたします。

阪上義昭(さかがみ・よしあき)

櫻井雅人(さくらい・まさと)
1970年代からバラッドと付き合っています。しばらくご無沙汰していましたが、またお付き合いを再開しようとしています。バラッドに限らず英米の民衆的な歌ならば何にでも関心があります。

佐藤貴美子(さとう・きみこ)
バラッドの原点は伝承、そして音。バラッドの切ないメロディーやリフレインが大好きです。よろしくお願いいたします。

佐藤大貴(さとう・だいき)
大学時代に英米文学の授業を好んで受けている内に興味を持ちました。まだまだ初心者ですが、その独特な節まわしと、時にグロテスクな詩の世界を学んでいこうと思っております。20世紀以前のポピュラー音楽にも浅学ながら関心があります。どうぞよろしくお願いします。

佐貫瑞穂(さぬき・みずほ)
私は歌曲作品の歌詞、旋律、題材となった伝承等について研究しながら、ルネサンス歌曲やイギリスのフォークソングを学んでいます。学部時代は声楽演奏を専攻していました。近代歌曲を扱う折に伝承バラッドに触れ、ひとつの歌詞が様々なヴァリアントを持ち、様々なメロディで歌われ、録音によって異なる伴奏を付けられていることに興味を抱きました。形を変えながら伝わり続ける柔軟さや、演奏者の裁量の余地の大きさに魅力を感じています。

島崎寛子(しまざき・ひろこ)
バラッドについて学びたいと思います。音楽も文学も大好きなので、ゆっくり勉強したいです。

下地透野(しもじ・とうや)
1990年代に聴いたScarborough Fairから衝撃を受けたのち、Martin Carthyの楽曲からバラッドへと誘われました。純粋な愛から決められた結婚、果ては殺人まで。バラッドに込められたありとあらゆる制約、戒め、そして、人間臭い側面に魅了されました。皆様どうぞよろしくお願い致します。

小路 滋(しょうじ・しげる)
学生時代からフォーク、ブルーグラス、ロック、クラシック、ジャズ、ラテン、シャンソン、ファド等さまざまな音楽を聞くのが好きだったのですが、1970年代初頭に友人宅で初めて聞いたPentangleを通してブリティッシュフォーク、特にバラッドに引き込まれるようになりました。2009年2月に会社を定年退職して、同年4月から2010年3月までロンドンに1年間住んでいたときにSteeleye Spanのコンサートに行くことができて、ますますブリティッシュバラッドの魅力を再認識しました。つまり1960〜1970年代のいわゆるフォークリバイバルで脚光を浴びた(再発見された?)バラッドが好みの中心と言えるかと思います。これからは何の気兼ねも時間の制約もなくいろいろな音楽を楽しみたいと考えています。

白鳥まあこ(しらとり・まあこ)
米国アパラチア山脈の民謡、民話を研究しています。慶應英文学専攻でセシル・シャープのバラッド集について卒論を書いたあと、一橋大学言語社会研究科修士修了を経て、長期留学中です。ノースカロライナ州北西部の町で地元の方にフィドル演奏を習いながら、この土地の民話についての修論で、アパラチア州大学のアパラチアン・スタディーズ修士号を昨年取得しました。2023年からデューク大学音楽学部博士課程(民族音楽学)にすすみます。祖母がラフカディオ・ハーンゆかりの地、静岡県焼津に暮らし、歌が大好きだったので、そちらの民謡にも関心を持っています。

須永 徹(すなが・とうる)
バラッドについては初心者ですが、フェアポートコンベンション、スティールアイ・スパンから入って、興味を持っています。いろいろと教えて頂きたく入会しました。

鈴木万里(すずき・まり)
2012年3月の大会に飛び入り参加させて頂いて、大いに刺激を受け、またとても楽しかったので入会させて頂きたいと思いました。 専門分野は18世紀英国の女性作家による小説というマイナーな分野です。趣味でハープとフルートを習っています(全然上達しませんが)。 また、おとぎ話の時代による変遷や口承文学にも興味があります。マザー・グースを授業で取り上げていますが、しばしば残酷な内容が取り扱われていて、なぜだろうと気になっていました。バラッドには悲劇的な終わり方をするものが多いとうかがって、どこかでつながっているように感じました。後世への警告の意味がこめられているのでしょうが、他にも理由がありそうですし、それがバラッドの本質と深く関わっているように思われます。この問題についてご教示頂ければたいへんうれしく存じます。よろしくお願いします。

鈴木里奈(すずき・りな)
Mary Shelley、William Godwinについて研究をしております。バラッド協会はとても楽しい、内容の多彩な協会だとご紹介頂きました。バラッドに関しまして全くの初心者ですが、この機会にバラッドの物語世界を通して、中世史や民間伝承、バラッド音楽について勉強させて頂きたいと思います。とても楽しみです。どうぞ宜しくお願い致します

征矢野治憲(そやの・はるのり)
ブリテン諸島のバラッドとクラシック音楽の関係を調べること、発見することが楽しみな老人です。イギリスの作曲家はもちろん、ベートーヴェンやブラームスも、曲の引用、歌詞の引用をして作った曲があります。その大本についてももちろん興味があるのはもちろんのことです。よろしくお願い致します。

T
高木啓子(たかき・けいこ)
学生時代は山中先生の元で英文学、バラッドを学びました。卒業後は長崎県立高校教諭として17年間勤務しましたが、学習指導と言うより生徒指導、進路指導、カウンセリング的な事に情熱を注いできました。今でも元生徒との交流が大きな喜びであり楽しみでもあります。自分の高校時代の幹事やお世話係をしています。平和運動や住民運動にも関心を持って参加することも多いです。猫が大好きで愛猫の前ではデレデレです。基本的には街を歩きながら、誰にでも話しかけて、誰とでも友達になりたいと思っているタイプで、図書館で知りあった人々やネコ友とも悩みを相談し合ったり、一緒にご飯に行ったりします。県立図書館の裏庭で生活していた猫を家族に迎えて4年になりますが、彼女(猫)はかけがえのない親友と出会わせてくれたので、常に彼女に感謝しながら生きています。6年前に民謡の弾き唄いの師範の資格を取り全国の民謡を学びながら教える日々を過ごしています。民謡も歌詞を読むだけで訪れたこともない土地の風景が目に浮かび、風の匂いまで感じることができます。因みに好きな民謡は山形県民謡「最上川舟唄」と熊本県民謡「よへほ節」です。久しぶりにバラッドに触れることで民謡に必要な表現力や理解力が深まるのではないかと期待しています。会にお誘い頂きありがとうございます。よろしくお願いいたします。

高橋和雅(たかはし・かずお)

普段は、ブルースなどを中心としたアメリカ黒人音楽について研究している者です。バラッドについては、非常に知識が薄いので恐縮ですが、これを機会に、特に「音楽」という側面に重点を置いて勉強させていただきたいと思います。

高松晃子(たかまつ・あきこ)
はじめましての方もそうでない方もこんにちは。民族音楽学を学んでいる高松です。修論以来フィールドはスコットランドなのですが、恥ずかしながらバラッドに ついてきちんと勉強したことがありません。しかも、職業柄いろいろな音楽に手を出していくうち、だんだん原点を見失うことに...。そこで、10月の音楽 学会でバラッドについて発表しようと決め、録音をいろいろ聴いているうちに深みにはまってきました。みなさんに教えていただきながら、さらにはまっていき たいと思います。よろしくお願いします。

高本孝子(たかもと・たかこ)
専門はイギリス小説で、バラッドのことは詳しくありませんが、その素朴さが好きです。ずっと以前に、山中先生が授業のときに、お年寄りらしき女性が1人で無伴奏で歌ったバラッド(確か「エドワード」でした)のテープを聴かせてくださいました。そのかぼそい声が今も忘れられません。もう一度聴いてみたいと思 い、入会させていただきました。皆さまどうぞよろしくお願いいたします。

巽 佳代子(たつみ・かよこ)
イギリスが大好きです。その地に古くから伝わるバラッドに興味をもちました。よろしくお願いいたします。

田中 祐二(たなか・ゆうじ)
福岡女子大学で山中先生と中島先生に大変お世話になりまして、学問に興味を持ちました。三木先生のご紹介でこの会を知り、是非参加させていただきたく思いました。

辻井 貴子(つじい・たかこ)
「やぎたこ」というユニットでアメリカンフォークを歌っています。フォークソングのルーツを知りたくて調べるうちにバラッドに興味を持ちました。自分達なりの解釈ではありますが、チャイルドバラッドなどもレパートリーにし、山中先生の本も愛読しています。いろいろ教えて頂けたらと思います。よろしくお願い致します。

辻野隆雄(つじの・たかお)
京都在住のオートハープ奏者です。よろしくお願いします。大学時代、ブルーグラスのサークルに属し、アパラチアン山間地のフォークミュージックが好きだったのですが、桝井先生のバラッド研究会に出席したり、大学の先輩の書架から本を借り出すうちに、アイリッシュやスコットランドのバラッドに興味が沸きました。もちろんアメリカのバラッドも興味津々です。これからぼちぼち文献を読んだり、唄ったり、と考えています。

Taylor, David

寺本圭佑(てらもと・けいすけ)

はじめまして。バラッドについてはほとんど門外漢なのですが、この会を通して色々と勉強させていただければ幸いです。専門は18世紀アイルランドのハープ音 楽です。現在、Eileen a ruin や Ar Eireann ni neosainn ce hi, Taim I mo chodhladh,などアイルランドのバラッドのチューンの変遷に関心を持っています。よろしくお願いいたします。

照山顕人(てるやま・あきと)
久しぶりにバラッドをまた勉強させていただきたいと思っております。

U
上岡サト子(うえおか・さとこ)

上岡サト子です。まだこの分野のことは、あまりよく知らないのですが、その不思議な生命力に魅了されています。最近「Barbara Allen as a Ballad Text and Behind the Text」と題するエッセイを書きましたが、これが研究への第一歩となりました。会員の皆様との情報交換により他のバラッド研究にも関心を向けていきたい と思っております。よろしくお願い申し上げます。

鵜野祐介(うの・ゆうすけ)
日本(アイヌ民族を含む)・英国スコットランド・東アジア(韓国・中国など)を主なフィールドとして、子ども期の伝承文学(子守唄・わらべうた・民間説話など)や伝承文化(遊び・年中行事・産育習俗など)に投影されている子どものコスモロジーについて研究しています。特に、うたを歌ったり聞いたり、お話を語ったり聞いたりしているときの、ワクワク・ドキドキの感覚 —アニマシオン— がどこから生まれるのかに関心があります。バラッド協会の皆さんともご一緒にワクワク・ドキドキしたいです。よろしくお願いいたします。

瓜田澄夫(うりた・すみお)
私がバラッドに興味をもつようになったきっかけは、カウンター・テナーのアルフレッド・デラーの「ロード・ランダル」をレコードで聴いたことでした。それま でも、「シャンティ」という船乗りの作業唄に興味をもち、調べていましたので、作業を終えたあとの英米の船乗りたちの娯楽時の唄に、いわゆるブロードサイ ド・バラッドが頻出したので、古バラッドにも興味をもっていたところです。今は、私は大学を退職し、最近は、The UnthanksのCDを聴いたりしています。

W
渡辺芳男(わたなべ・よしお)
「チャイルド・バラッドはvariantがあるから面白いんだよ」桜井雅人先生にいわれて検索してみるとそれぞれのバラッドにいくつもの異形がついてくる。だがどれも古英語。私には歯が立たない。協会はこれを自由に読みこなせる人々の集い。自分には到底無理。しかしある時思い出した、以前、雑誌に書いていた時、バラッドを引用したではないか。そして先日、協会を検索していたら、な、なんと、ブルーグラス演奏によるJesse Jamesがながれてきた。雲の上と思っていた協会がぐっと身近に。というのも私は大のカントリー音楽ファン(桜井先生も大好きとおっしゃっていた)。これならつながることができるやもしれず、ということで
身の程もわきまえず入会を申し込む次第です。なお、雑誌に云々、というのは、2011年から2016年まで隔月刊誌「Blues & Soul Records」に”Worried Man Blues~悪妻ソングとその背景”とだいして24回に渡り記事を書きました。(そこからバラッドに関係したところなど3点添付します。ご笑読ください)。これを整理し直して要旨を「研究ノート」に投稿することを検討しています。なお、「仰げば尊し」の原曲を発見されてしばらくして桜井先生なくなられました。大変ショックでした。謹んでお悔やみもうしあげます。

ウェルズ恵子(ウェルズ・けいこ)
詩や歌詞、おとぎ話など「声の文学」を中心に読んで(聞いて)、ことばを楽しみ人間について考え、研究と執筆を続けています。世界中どこでも歴史上のどの時代でも、人はいつも語り、歌い、物語ってきたから、大きな意味での「詩」や「物語」を追っていると、時空の境界を越えて「声の文学」をつないできた人々が、ひとしくいとしいと感じます。Traditional Balladには不案内者ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

Y
柳澤昌英(やなぎさわ・まさひで)
「やぎたこ」というユニットでアメリカンフォークを歌っています。フォークソングを遡っていくうちに、バラッドにたどり着きました。伝承とは程遠いですが、自分達なりの解釈でチャイルドバラッドなどもレパートリーにしています。書籍や音源など探すにも苦労していますので、こちらでいろいろ勉強させて頂けたらと思ってます。どうかよろしくお願いします。

山田 修(やまだ・おさむ)
バラッドについてはビギナーです。いろいろと教えていただければ幸いです。

山田 良(やまだ・りょう)
はじめまして。演劇とパフォーマンスに興味を持っており、目下の研究対象は英国の近・現代演劇ですが、口承文学にも関心があります。特にいわゆる「語り物」 (義太夫節、講談・浪曲・説教節など)には子供のころから親しんできました。バラッドには大学学部の時に初めて出会い、以来、素朴と華麗、神秘と世俗が入 り交じる世界に魅了されております。どうぞよろしくお願いいたします。

山口隆史(やまぐち・たかし)
『全訳チャイルド・バラッド全3巻』の発行元の代表者です。宣伝臭が強い自己紹介になりそうなのでここでストップ。ちなみに卒業論文は「石川啄木」です。

山中光義(やまなか・みつよし)
エトリックの深い森、聖メアリ湖をめぐる丘の中腹にある中世の教会墓地跡、湖から発するヤロー川、うたびとトマスが妖精の女王と出会ったイールドンの丘—ス コットランドの大地から数々のバラッドが生まれたことを実感したことがありますが、わたしは、物語歌としてのバラッドに、特に、様式化された物語技法に惹 かれます。大学の小さな部屋でJean Redpathが目の前でバラッドをうたってくれたことも忘れられません。

山中夏雄(やまなか・なつお)
ふとしたきっかけでバラッドに興味をもちその歴史を追いかけたくなりました。宜しくお願いいたします。

山崎 遼(やまさき・りょう)
音楽と英詩が好きな私は、前々から洋楽の歌詞の研究をしたいと考えていました。最初は研究対象が定まりませんでしたが、そんな時にPentangleの “Willy O' Winsbury”に出会い、イギリスのバラッドを研究してみようと決心しました。現在は英米文学を専攻している大学1回生です。来年の夏から1年間 The University of Manchesterに留学し、研究の足がかりとするつもりです。このような会を立ち上げていただいたことに心から感謝し、会員の皆様と幅広く情報を共有 していけたらと考えております。よろしくお願い致します。

安居洋一(やすい・よういち)
すでに本協会の会員になっている知人たちは雄弁家ですが、わたしは業界の高倉健と呼ばれる、無口な男です。

横手圭子(よこて・けいこ)
大学でバラッドに出会い興味を持ち、卒業論文で「うなぎのフライ」について考察してから、もう25年以上経ちました。また勉強してみたくなりました。

吉田有紀(よしだ・ゆき)
修論(グラスゴー大学)では、スコットランド啓蒙やナショナリズムとの関係からバラッドを論じました。現在、グラスゴー在住。

吉賀憲夫(よしが・のりお)